こんにちは、エフッチです。

関東一遅い紅葉で知られる養老渓谷。
12月になってから実際に行ってみました。

渓谷沿いに広がる紅葉はダイナミックで、大自然を感じられるすばらしいものでした。

その時の紅葉の見どころ、混雑状況などをご紹介します。

 

養老渓谷の基本情報

養老渓谷は、千葉県大多喜町と市原市を流れる養老川により作られた渓谷で、紅葉の時期以外でも四季折々の自然が楽しめるところです。

温暖な房総半島に位置するため、紅葉の時期が遅く「関東一遅い紅葉」とうたわれています。
他の紅葉スポットが見頃を終えても、12月まで楽しめる紅葉として有名です。

自然公園なので、人工的に整備されたような都市公園の樹木とは違う、大自然の中の紅葉を楽しめます。

紅葉の見頃

養老渓谷の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬です。

見頃の時期は、その年の気温によって前後します。
今回私が訪問した2018年12月8日は、ちょうど見頃となっていました。
 

紅葉のイベント

例年11月23日(祝)に「養老渓谷もみじまつり」が開催されます。

2018年の養老渓谷もみじまつり

【日時】11月23日(祝)10時から15時

【場所と内容】
・いすみ鉄道上総中野駅前:忠勝鍋による豚汁の販売
・養老渓谷やまびこセンター前:餅つきの実演と販売
・旧会所分校:手打ちそば、焼き芋の販売、和太鼓の演奏、チェーンソウカービングアート

  

見どころスポット

養老渓谷は養老川沿いの広い範囲で、紅葉の見どころスポットがいくつかあります。

中でも有名なスポットは、「粟又の滝」「中瀬遊歩道」「観音橋」「懸崖境」「梅ヶ瀬渓谷」「筒森もみじ谷」などです。

「粟又の滝」「中瀬遊歩道」「観音橋」「懸崖境」ではライトアップが行われて、渓谷の静かな闇の中に浮き上がる紅葉は幻想的です。

2018年のライトアップ期間

11月23日(祝)から12月7日(土)まで
17時から21時30分

   

混雑状況

紅葉の期間中の土日は、見どころスポットの周辺の道路は渋滞し、ハイキングコースも混雑することがあります。

特にお昼前後の時間が混みあい、ライトアップの時間も混雑する場合があります。

道路は、人気スポットの「粟又の滝」に通じる老川十字路付近の渋滞が発生しやすく、老川十字路から粟又の滝までの道幅が狭いので、車の運転は注意が必要です。

混雑を避けるには、平日に行くか、土日であれば11月より12月の方が大型バスが少なくて空いているように思います。

 

実際に行ってみた様子

今回は、見どころスポットの観音橋」「中瀬遊歩道」「粟又の滝」の3ヵ所をめぐってきました。
行った日時は土曜日のお昼頃でしたが、12月に入っていたためか、それほど混雑していませんでした。

駐車場

今回のおでかけで利用した駐車場は2ヵ所
どちらの駐車場も渋滞、混雑なくスムーズに入れました。

渡辺駐車場

まずは、中瀬遊歩道に行くために利用した駐車場「渡辺駐車場」です。
中瀬遊歩道入口のすぐそばです。徒歩2~3分
県道清澄養老ライン沿いにありながら、周辺の駐車場より100円安いです。

所在地:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤16
駐車料金:普通車400円/1回
収用台数:50台

粟又町営駐車場

次に粟又の滝に行く際に利用した駐車場「粟又町営駐車場」です。
粟又の滝まで徒歩5分ぐらいです。

敷地内にきれいなトイレがあります。

町営の駐車場なので安心です。

所在地:千葉県夷隅郡大多喜町粟又157
駐車料金:普通車500円/1回
収用台数:普通車37台、大型3台


紅葉スポット

養老渓谷にはいくつかの紅葉スポット、ハイキングコースがありますが、今回は「出世観音」「中瀬川遊歩道」と「粟又の滝」周辺を散策しました。

出世観音

中瀬遊歩道の入口近くの観音橋を渡ったところに「出世観音」がありますので、お参りしました。

赤いアーチの「観音橋」を渡ります。
観音橋は養老渓谷のシンボル的存在です。

橋を渡ってみると、アーチの湾曲が意外と傾斜があって急な感じです。

橋を渡りきると、「出世観音 本堂まで200m」の看板がありました。

急な階段が続いて本堂までは結構大変な道のりです。
お寺って何でこんな高台につくるのって思うことがよくあります。

途中で少し不気味なトンネルに入ります。
意外と短いトンネルでした。

トンネルを抜けると、本堂が見えてきました。

もう出世しなくても良いですけど、一応「出世観音」にお参りします。

中瀬遊歩道

出世観音から戻って、ハイキングコースの一部「中瀬遊歩道」を歩いていきます。

さっき渡った「観音橋」が少し遠くに見えます。
紅葉の中に赤い橋がマッチして美しい眺めです。

川沿いに歩きます。

混雑することなくスムーズに進めます。

川を横断する飛び石を渡って、向こう岸に行きます。
飛び石の最初の一歩は少し怖かったです。

川を越えると山道に入っていきます。
しばらく山道が続きます。


赤色が鮮やかです。

太陽光が当たると更にきれいです。

黄色もあります。

山道から川沿いの道に出てきました。
川面に紅葉の赤色が写ってきれいです。

また、川を渡ります。
飛び石を飛び越えます。

自然の渓谷と紅葉がすばらしくきれいです。

共栄トンネルに入ります。
少し長そうなトンネルです。

トンネルの途中で振り返ると何か不思議な光景
人工のトンネルと自然の洞窟が融合した感じです。
緑色の光が不思議さを高める感じです。

県道に出ると、トンネルの新聞記事が看板に貼られています。
不思議な2階建てトンネルとして話題になったようです。

この後、一旦、渡辺駐車場に戻りました。

粟又の滝

続いて、粟又の滝を目指します。
渡辺駐車場から町営粟又駐車場まで10分ぐらいです。

町営駐車場から粟又の滝遊歩道の入り口まで徒歩5分ぐらいでした。
「ここが入口か?」というような所を下っていきます。

遊歩道を下っていくと滝が見えてきました。
滝と紅葉がいい感じです。

粟又の滝は、なだらかな傾斜の滝です。
普通の滝のイメージよりやさしい感じの流れです。

滝のすぐ真横を歩くことができます。
この真横から見られるところまで来ないで通過してしまう観光客が多いですけど、ここは必見の場所です。

滝の脇からみると迫力があります。
なだらかな傾斜といえども滝の流れは速いです。

川を渡ると滝を正面から見られるスポットがあります。

滝ともみじが絵になります。

滝の下から川沿いに滝めぐり遊歩道が整備されています。

遊歩道の途中で駐車場に戻りました。

粟又の滝周辺は団体客が多くて、遊歩道の細い場所は少し混みあいました。

おすすめの食事処

今回食事をした「清恵」さんです。
県道清澄養老ライン沿いにあります。

「生ゆばうどん」をいただきました。

ゆばがトロトロでおいしかったです。
おすすめです。

所在地:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤578-3
営業時間:11時~15時/17時~20時30分
定休日:毎週月曜日(祝日の場合を除く)

  

最後に

養老渓谷は都心から近いのに、大自然を満喫できるところですので、紅葉の時期はもちろん、他の季節にも一度訪問してみてはいかがでしょうか。